2024年の初ハイクで、滋賀県の武奈ヶ岳に行って、雪中キャンプをやってきました。
朝9時にイン谷口の駐車場に到着。
止まっていた車は数台程度。
ただし、自分と同じルートで登る人は他にいませんでした。
今回の行動食は、ポテトチップスとチョコレート。
ポテチは、粉々にして、かさばらないように。
チョコは板チョコではなく、小分けできるブロックタイプ。
2つ一緒に食べると、北海道の有名な恋人の味になります。
かなり、お気に入りのトレイルフード。
ハイクを初めて2時間くらいで、雪が地面にチラホラと。
前日か数日前に登ったと思われる方のトレースが残ってます。
本日のテン場である八雲ヶ原に到着。
そこまで雪は積もってない。
一旦スルーして、武奈ヶ岳の山頂を目指します。
さすがに今回はローカットのハイキングシューズではなく、ハイカットのブーツをチョイス。
キャラバンの C1_02S、ゴアテックス仕様。
特に冬山用のブーツではないですが、メリノの厚手のソックスと合わせれば、全く濡れや寒さを感じませんでした。
雪の深いところだけ、ゲイターを装着。
コヤマノ分岐あたりで、ガスが徐々に出てくる。
この時点で、山頂でのナイスビューは諦めました。
武奈ヶ岳の山頂付近。
ある意味、幻想的で、こういった景色の中を歩くのは嫌いじゃないです。
山頂に到着。
とりあえず、ザックをおろして少し休憩。
自分の他には誰もいなかったので、ピースフルな時間を過ごせました。
八雲ヶ原に戻って、テントを設営。
冬のハイキングはどうしても荷物が増えて重くなるので、テントは oxtos の UL透湿防水タフツェルト/ロング をチョイス。重量は 380g。
ツェルトって、あくまで非常用ですよね、という意見はごもっともですが、ツェルトで PCT をスルーハイクする方もたくさんいらっしゃるので、自分は UL 化にはツェルトをお勧めする派です。
グランドシートの代わりに、タイベックシルバー。
これも、定番。
クッカーは、エバニューの アルコールストーブスタンドDXセット と Ti U.L. Deep pot 900。
冬は、なかなかガスの火力が上がらないので、アルストの方がベター。
夕飯は、自作のパスタセット。
パスタ、粉末スープ、乾燥野菜を、それぞれお湯に入れて、たった3分で出来上がり。
アルストの種類にもよるけれど、アルコールの燃料は 30ml くらいで十分調理できる。
就寝前の様子。
人間の世界から、獣の世界に変わる、マジックアワーの時間帯が一番好き。
獣のみなさん、一晩ご一緒させて頂きます。よろしく、お願いします。
翌日の朝6時。起床直後の様子。
崩壊こそしなかったものの、けっこう雪の重さでテントが沈んでます。
テントの内側は結露した水分が凍結して、ブリザード状態に。
シュラフカバーを使っていても、少しシュラフが濡れました。
撤収完了。
ツェルトは撤収がウルトラ早いのが、ありがたい。
特に早朝は体が冷えるので、素早く撤収して体を動かさないと、体温が下がってしまう。
下山途中の北比良峠。
ここでキャンプする方もまれにいますが、モロに稜線なので爆風対策は必須。
ただし、ここであれば、東方向に琵琶湖を一望することができます。
誰も歩いた痕跡がない、新雪のトレイル。
どこまでも、何時間でも、歩き続けられる気がする。
雪山が好きだ。
道迷いするほどではないものの、一晩でそれなりの量の雪が降った様子。
マジックアワーの次に好きなのが、早朝の森歩き。
いい、実にいい。
カモシカ台まで降りてきたところで、ようやく人とすれ違う。
みなさん、上層の様子が気になるようで、天候や気温について聞かれました。
ハイカー(登山者)同士の情報交換、超重要。特に冬山では。
無事に下山。
去年の同じ時期にも武奈ヶ岳に登ってますが、明らかに雪の量が少なかったです。
参考までに、去年の武奈ヶ岳の写真を。
ちなみに、去年はちゃんとしたブーツを持ってなかったので、ワークマンで買った長靴にチェーンスパイクを無理やり取り付けて、登ってました。
この1年で、ハイクの装備と経験値がずいぶん上がったものだなと、我ながらに感心。
でもですね、装備なんて何でもいいんですよ、本当は。
長靴でも、雪山は登れるんです。むしろ、UL なんです。
今回はツェルト泊でしたが、最近、冬のタープ泊に興味があるので、今度試してみたいと思います。
さらに自然との距離が近くなることに、期待。
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